- October 2001 -


Get A Grip Aerosmith

GET A GRIP Notes

Original Release Date: April 1993
Producers: Bruce Fairbairn and Aerosmith
Aerosmith are: Steven Tyler(Vo), Joe Perry(G&Vo), Brad Whitford(G), Tom Hamilton(B) and Joey Kramer(Drs)

Track Listing

1. Intro 2. Eat The Rich 3. Get A Grip 4. Fever 5. Livin' On The Edge 6. Flesh 7. Walk On Down 8. Shut Up And Dance 9. Cryin' 10. Gotta Love It 11. Crazy 12. Line Up 13. Amazing 14. Boogie Man

Review  - アフガン攻撃開始の、この夜に -


例の同時多発テロ事件以来、頭の中に流れ続けている曲がある。それはイマジンでもなくオハイオでもなく、ましてやボーン・イン・ザ・USAでもない。

今、この原稿を書いていたちょうどその時、アメリカ(イギリス)の空爆=報復が始まった。歌番組を中断して第一報を伝える8チャンネルを見ながら、エアロスミスの「リヴィン・オン・ジ・エッジ」を聴いてみる。

There's something wrong with the world today
I don't know what it is
Something's wrong with our eyes

We're seeing things in a different way
And God knows it ain't his
It sure ain't no surprise

We're livin' on the edge
Livin' on the edge

There's something wrong with the world today
The lightbulb's gettin' dim
There's meltdown in the sky
If you can judge a wise man
By the color of his skin
Then mister you're a better man than I

We're livin' on the edge (everybody everybody)
You can't help yourself from fallin'
Livin' on the edge (everybody everybody)
You can't help yourself at all

If chicken little tells you that the sky is fallin'
Even if it wasn't would you still come crawling
Back again... I bet you would my friend
Again & again & again & again & again

There's something right with the world today
And everybody knows it's wrong
But we can tell'em no or we could let it go
But I would rather be a hangin' on

Livin' on the edge (everybody everybody)
You can't help yourself from fallin'
Livin' on the edge (everybody everybody)
You can't help yourself at all


・・・・ちょっとでもできる方だったら、英詞をそのまま読んでいただければ、なにか感ずるところがあると思うけれども、念のため自分の下手くそな日本語訳も載せておく。

今、世の中がなんだかおかしい
それが何かは分からないけど
きっと我々の眼がおかしいんだ

我々は異なった見方で物事を見ている
そしてそれは神の思し召しでないことを神自身が知っている
それは全く驚くべきことではない

ギリギリなんだ
あとちょっとのところで生きている

今、なんか世界が変なんだ
電球(=世界)がどんどん暗くなっていく
空が溶けていっているようだ
肌の色で人の賢さが分かるっていうんなら、
君は僕よりもさぞかし出来る人間なんだろうよ

みんなギリギリのところで生きている
落ちていくことは避けられないけど
みんな危なっかしい橋を渡っている
ほんとにどうしようもないことなんだけど

空が落ちてくるってことをヒヨコに教えてもらったら
いや、たとえ実際には落ちてこないとしても
這いつくばってでもまた戻ってきてくれるよね?
きっとそうだよね
もう一度、もう一度、もう一度・・・・

今、世界に正しいことがある
・・・ってこと自体が間違った考えだってことも
みんな分かっている
でも我々は彼らに対して「ノー」とも言えるし
そのままやり過ごすこともできるだろう
でも僕だったら
むしろがまんしてしまうだろう

みんなギリギリのところで生きている
落ちていくことは避けられないけど
みんな危なっかしい橋を渡っている
ほんとにどうしようもないことなんだけど


・・・・偶然にも(or 必然的に?)インドテイストに溢れたこの曲を、まさかその日が来ることを予期して彼らが書いたとは思えないけど、ちょうど全米ツアー中にあるエアロスミスは、アメリカ人を目の前にして、この曲を歌い続けるのだろうか?







Short Biography of Aerosmith

ニューヨーク出身のスティーブン・タイラーを中心としてマサチューセッツ州ボストンで結成されたエアロスミスは、ブルースを基調としたハードロックを武器にして73年に「Aerosmith」でメジャーデビュー。ライヴツアーで実力と人気を徐々に獲得していった彼らは、75年発表のシングル「Walk This Way」と、再発されたファーストアルバム収録のバラード「Dream On」が全米トップ10に入る大ヒットを記録してトップバンドの仲間入り。そしてその後に発表された「Back In The Saddle」を含む金字塔アルバム「Rocks」が高い評価とセールスをゲットし、続く「Draw The Line」も同名シングルがヒットを記録するなど、彼らの活動は順風満帆に見えたのだが、その直後にドラッグ、アルコール問題などが浮上し、ギタリストでありメインコンポーザーでもあったジョー・ペリーが79年にグループを脱退。同じくギタリストのブラッド・ウィットフォードがバンドを後にした頃にはグループの人気は完全に下火になってしまう。

しかし84年にジョーとブラッドがバンドに復帰。ヒップホップグループ・RUN DMCがカバーした「Walk This Way」が全米でヒットしたことや、また当時のガンズ&ローゼズ、スキッド・ロウ、モトリー・クルーといった新鋭のハードロックバンドがエアロスミスに対するリスペクトを表したことなども手伝って、87年の「Permanent Vacation」から「Angel」「Dude」などが大ヒットを記録。90年の「Pump」からも「Love In An Elevator」「Jenny's Got A Gun」がヒットを記録した後、本作品「Get A Grip」が全世界で数百万枚を売り尽くすモンスターアルバムとなって、70年代以上の人気を不動のものとする。

前橋スポーツセンターから始まった77年の初来日以来、日本ツアーでの動員数は減ることなく、「Nine Lives」発表後の98年ツアーでは、東京、名古屋、大阪、福岡という日本の四大ドームツアーを、外国人アーティストとしては初めて成功させ、映画「アルマゲドン」の主題歌「I Don't Want To Miss A Thing」の大ヒットを受けて催された99〜00年のツアーの際には、大阪ドームにて年越しライヴも行われた。



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Last updated: 10/7/01